2010年09月02日

本日の注目銘柄と相場概観

【日経平均トレンド判定:短期・中立 中期・下落トレンド

【買い注目銘柄】

(東証1部・4004) 昭和電工

本日終値147円+1円高

※旧・安田系の総合化学。ハードディスクの外販で世界首位。リチウムイオン電池負極材では世界で初めて車載用に採用。リチウムイオン電池のラミネート包材では世界シェア50%で首位。隠れた環境関連銘柄。


(東証1部・6501) 日立製作所

本日終値353円+5円高

※総合電機・重電首位。総合路線見直し改革中。今後は電力システム、社会・産業システム、情報システム、建設機械、高機能材料の5分野を社会イノベーション事業と位置付け、今後3年間で同事業の設備関連や研究開発費に1兆6000億円を投じ、12年度の全社売上高を09年度比17%増の10兆5000億円に引き上げる計画。今後はアジアを中心とする新興国の社会インフラ需要を取り込み構造改革から成長路線への転換を図る。今期黒字転換予想。外国人投資家の注目度も高くロングランで注目。


【マーケットコメント】

※本日の日経平均は135円高の9062円。ISM製造業景況感指数の予想以上の改善を受けてNY株式市場が大幅高となったことから、日経平均も寄り付き高く始まるも、その後は伸び悩み軟調な展開で後場に入り一時9000を割り込む場面も見られましたが14時過ぎあたりから切り返しました。

昨晩のNYは大幅高でISM製造業景況感指数の市場予想を上回る改善からダウは250ドル以上の上昇を見せました。しかし同じくこの日に発表されたADP雇用統計や8月の自動車販売は市場予想を下回る弱い数字がでており、弱材料は無視して一方的に良い数字だけ見て買われた印象もあり、この状況でまだ楽観は禁物だと考えます。

東京市場は依然として全体の信用買い残は高水準であり信用倍率は3倍をこえています。これは信用の売りに対して買いのほうは3倍あるという事を意味していますが、信用取引をされる方はご存じでしょうが信用の売買というものは返済期日があり原則的には期限は6か月です。
つまり半年以内に反対売買によって返済しなくてはならないということですが、今月末から来月10月半ばににかけては今年の4月前半に日経平均が付けた高値の信用の期日が訪れます。
現在信用倍率は3倍強ですから信用取引に関する需給だけを単純にみても買い(信用売方による買い戻し)よりも、売り(信用買方による返済売り)圧力のほうが強く、今月9月はそういう意味からも注意が必要だと考えます。

本日もお疲れ様でした。

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2010年08月30日

本日の注目銘柄と相場概観

【日経平均トレンド判定:短期・中立 中期・下落トレンド

【買い注目銘柄】

(東証1部・4023) クレハ

本日終値436円+3円高

※塩素化学の工業薬・肥料で出発。現在は事業再構築しクレラップ等の樹脂製品や太陽電池、リチウム2次電池向け炭素繊維等の高機能材料を製造。太陽電池素材のシリコン塊の製造装置用断熱材は世界シェア5割。リチウムイオン電池のバインダー用途に使われるフッ化ビリニデン樹脂は世界シェア7割を占める。ロングランで注目。


(東証1部・4208) 宇部興産

本日終値188円+5円高

※1897年採炭発祥で現在は化学製品多数。ナイロン原料世界3位。液晶TV等材料のTABテープ向け原料ポリイミドでは市場独占。リチウムイオン電池等の電解液でも世界1位。今期は化成品がアジア向けに伸び業績は底打ちと見る。こちらもロングランで注目。


【マーケットコメント】

※本日の日経平均は9149円+158円高。前場は先週末のシカゴの日経先物価格付近で寄り付き、その後は日足チャートの一目基準線の位置9280円まで買われるも、後場に入り日銀から追加の金融緩和策が発表されると、その内容が事前の市場予想の範囲内だったことから為替で再び円高が進み、日経平均も急速に上げ幅を縮小。結局、長い上髭を付けての取引終了という形になっております。

現在の日銀と財務省には円高に対して必要な時には適切な対応を取るとか言葉では言いますが、打てる手立ては非常に選択肢が少なく苦しい立場でもあります。
投機筋などからはそれを見透かしての円高でもあり、本日前場の日経平均の上げ事態が異常で、後場の下げはそれを早くも修正した格好であろうと考えます。

今週は米国では明日のケースシラー住宅価格指数を筆頭に重要な経済指標の発表が多くあり最大の注目は週末の雇用統計ですが、これらの指標から改めて米景気の後退が確認されると、再びドル安円高の流れに拍車がかかる可能性が高く為替の動向には注意が必要です。

日銀と財務省にカードが無いのであれば残るは政府による大胆な景気対策でありますが、民主党の偉い先生方はとりあえず目先の代表選挙のほうが重要なようで私自身は政府による追加の景気対策し関しては今は期待しないことにしています。

本日もお疲れ様でした。

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2010年08月24日

本日の相場概観

【日経平均トレンド判定:短-中期・下落トレンド

ご存じの通り本日とうとう日経平均は9000円を割れてしましました。
9000円割れでも出来高は膨らんでおらず、売り方の目立った買い戻しも見られない状況などからも日経平均はまだ下げる可能性が高いと思われます。

本日夕方に野田財務大臣の為替に関する緊急記者会見があったようですが、『為替に関しては注視している』とのお決まりのコメントで呆れるというか、この緊張感のなさは理解を超えており逆に驚きます・・・。
まぁ日本は中国に対して為替介入はいかん!と言っているG7のメンバーですから為替介入はやりにくいと言うのは理解できますが、もう少しコメントに気を使って貰いたいものです。
これを受けてかは分かりませんが為替は83円台に突入しており、大証の日経先物の夜間取引では現在8840円を付けています。

さて日経平均の下値の目途ですが、どこで下げ止まるかなどと言うことは誰にも分かりませんが、目途としてはまず昨年の5月につけた安値8493円が一つの重要な節目になると考えます。

政府与党の民主党は代表選挙のことしか頭にない状況ですから政策面でのサポートは期待しない方がよい状況であり、投資家は買いだけでなく売りでも利益を出せますから『相場の事は相場に聞け』の格言通りトレンドに逆らわず上手くやっていくしかありません。

本日は個別銘柄の紹介はありませんが注目銘柄の評価に変化はありません。こういう場面では一方で逆に良い銘柄を安く仕込めるチャンスでもありますので、その点も見極めながら明日からも頑張っていきたいと思います。

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